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九州と台湾の間に連なる広義の琉球列島は大小150あまりの島々からなり、陸生生物はそれらの島々に隔離して分布しています。私の研究室では、主に爬虫類と両生類を対象に、島々の陸生生物集団の生物学的特性を比較し、様々な進化事象の研究を進めています。それらの研究には、種分類をはじめ、種分化の歴史的な道筋を辿る歴史生物地理学的研究や、島嶼群集の成り立ちを考える研究、形態や生態、生活史の変異がなぜ、どのように生じ、維持されているのかを探る進化学的研究などが含まれます。それらの研究テーマへのアプローチも、野外観察から、標本に基づく形態形質分析やDNA分析、飼育室内での行動学的実験など様々です。また、関連する分野の研究者を国内外からお呼びし、国際的で外に開かれたな研究活動を展開するのも我々の研究室の特徴です。多様性が高くユニークな動物相で特徴付けられる亜熱帯の島々で、生き物好きなメンバーが様々な研究活動を展開しています。また所属する大学院生は、国内外の学会や学術雑誌においても、積極的に研究成果を発表しています。
下の写真は、当研究室での研究内容や大学院生活の一部を示したものです。参考にして下さい。